30代の終活とは

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30代の終活とは

「え?30代なんてまだまだ若いんだから、終活なんて早すぎるでしょ?」ってきっと思いますよね?

そんなことないんですよー。それは何故か? 日々生きてると天災にあったり、不慮の事故に遭う事は年代を問わずあり得ることです。ただそれよりも「終活は生き活」になるんです。30代で終活をすることにより、これからの人生をもっと充実させていくことができます。ここではそのためのヒントをお届けします。

30代の終活のメリットとは

30代というのは人によりますが、結婚、出産、子育てなど家族のことでいろいろと変化があったり、昇進して責任が多くなったり、転職したりなど仕事のことでも変化が大きく現れてくる時期です。

30代で終活をするメリットは3つ。

1.過去を振り返り、現状把握をすることで

2.人生のライフプランを見直すことができ

3.理想の人生を実現させることを加速化できる

ことです。

1.過去を振り返り、現状把握

まず今までの人生を振り返り、そして今の現状を考えてみましょう。家族関係、交友関係、仕事関係、趣味など、1つ1つ分けて考えてみる時間を取ってみてください。きっと日々忙しくて敢えて考えることってしてないと思います。

親と最近会えてないな、妻や夫とゆっくり話していないな、あの人元気かな、また会いたいな、あの人とはもう縁を切りたいな、今の仕事はすごくやりがいがあるな、転職しようかな、たくさん本を読めてるな、趣味の時間が取れてないな、旅行にあまり行けてないな、結婚したいな、子供がほしいな、子供の学費が賄えるかな、離婚したいな、家を買いたいな、車が欲しいな、、、楽しいことも心配なことも、色々出てくると思います。

考えるきっかけにするために、「エンディングノート」を「リビングノート」として使う事をお勧めします。項目ごとにまとめられれているので、現状把握をするためには便利なツールです。

2.ライフプランの見直し

過去と振り返り、現状を把握できたら、これからのライフプランの見直しです。結婚の時期、子供をどうするか、家をいつ買うか、仕事をどうするか、趣味など、あなたにとって大事なことをまた1つ1つか見直していきましょう。

その多くの場合にはお金がかかることが多いはずです。そのための資産は足りるのか?足りないのならそのお金を得るために資産形成を考える必要があります。

叶えたい願望、夢を実現するために、ゴールから逆算してみて、プランを立て直す必要があるかもしれません。「やりたいことリスト100」書いてみましょう♪ 100じゃなくて、50でも30でも10でも5でもいいんです。日々忙しくて忘れていたことが多いかもしれません。

まずは「書きだしてみて」可視化してみましょう。

スマホのメモ欄に打ち込むなら手軽にできますね。

3.理想の人生を実現させることを加速化できる

そうしてライフライフプランの見直しをすることによって、理想の人生を実現させることを加速化できます。

人生の最期を迎えるときに、「あーあれをしておけば良かった」とか「あー、あそこに行きたかった」とか、少しでも悔いが無い方がいいですよね。「やりたいことリスト」にあることを1つでも多く実現させられれば、悔いのない人生を送ることができます。

なりたい自分になるために、理想の人生を生きるために、勉強して資格を取ったり、セミナーに参加したり、交友関係を広げたり、起業したりなど、色々と前向きに進んでいくことができます。

前にも書きましたが、やりたい事を実現させるためにはお金が必要な時が多いでしょう。エンディングノートに保険や年金のことを書きだすことで今の経済面を把握し、将来へ向けてのプランを立てることができます。積み立てNISAその他、長期投資を始めるのにも最適な年代です。豊かな老後を迎えるためにも必要な資産形成に早めに取り組みましょう。

30代終活 やることリスト

何よりも「始める」ことが大事です。

  • エンディングノートを書く
  • やりたいことリストを書く
  • ライフプランを見直す
  • 理想の人生のための資産設計をする
  • 片付けをする(生前整理)

30代で書くエンディングノート

「終活は生き活」です。エンディングノートは「リビングノート」になります。

「もしものときのため」として作られているノートもあり、市販されているノートを買うのがお手軽です。ダイソーでも売られています。大きな本屋さんがあるのなら手に取ってみてみてください。アマゾンや楽天にもたくさん種類があるので、自分に合いそう、好きそうなノートを1冊が見つかるかと思います。終活アプリも色々あります。

もちろんパソコンに打ちこんでもいいですし、普通のノートに書くのでもいいのです。ただ市販のノートは必要最小限な内容をまとめてあるので、書き始めやすいです。

書く形態は何でもいいですが、少なくとも以下の内容は入れておきましょう。

  • 自分の情報(パスワード、SNS、連絡先など)
  • 財産関係(預貯金、投資、保険、負債など)
  • 病気、死後のこと(介護、延命、葬儀、お墓など)
  • やりたいことリスト
  • その他(ペット)

市販のノートでも、全部を埋められる人というのは滅多にいません。まずは「今書けるところだけ」で大丈夫。

書き方が気になる方は「エンディングノートセミナー」をやっていますので、是非お申込みください。

やりたい事リストを書く

やりたい事、たくさんありますか?市販のエンディングノートにもこれを書くページがあることが多いです。

クルーズ旅行に行く、オーロラを見に行く、世界一周旅行に行く、海外移住する、お店を出す、本を出版する、セミリタイアする、英語が話せるようになる、ヨガを習う、コスプレする、スカイダイビング、富士山登頂

などなど、とにかく思いつくことを書きだしてみましょう。スマホのメモに書くのも良いですね。友達に聞いてみると自分では考えていなかったけど、やってみたいことが見つかったりもするので、機会を見つけて是非聞いてみたらいいかと思います。

人生最期のときに「あーあれもしとけば良かった」「これもしとけば良かった」とならないように、リストを作って、それを実現させていきましょう。30代の方はまだまだ先が長いのですから、実現の確率はとても高いです。

ライフプランの見直し

「やりたい事リスト」の事柄を含め、これから何年後にこれをする、何歳のときにこれをする、というようにこれからの人生のプランを、この機会に見直してみましょう。

何歳のときに新車を買う、家を建てる、子供の進学、定年、クルーズに行く、など実際的にプランニングを考えます。30代は先が長いのですから、いろいろと入ってくると思いますが、具体的にプランを立てることで実現しやすくなっていきます。

家族がいる人は家族の人達のやりたい事リストも聞きましょう。「え?そういう事がしたいと思っていたんだ!」など、お互いに知らなかったことがあるかもしれません。終活の過程でいろいろと出てくる楽しい会話や発見は終活の副産物です。

理想の人生のための資産設計をする

ライフプランの見直しができて、やりたい事も入ったこれからの人生プランが決まったら、それを実現するために必要な金額をだいたいでいいので、資産します。たとえば、家を買うのに3000万、新車に300万、オーロラ旅行に50万、子供の大学進学に200万などを算出し、それを実現する予定のときから逆算して、資産形成を始めましょう。

30歳代は長期投資を始めるのに最適な世代です。積み立てNISAや、IDecoなど、情報を得て始めていきましょう。

片付け 生前整理

家の中にモノが多いですか? 片付けをして、不要なモノをなくし、自分にとって本当に必要なで、好きなモノだけに囲まれた生活、いいと思いませんか? モノが減り片付いていると、無駄な探し物の時間も減り、イライラも減り、掃除も楽で、日々の生活がとてもしやすくなります。

モノの片付けをすると同時に、「人間関係の整理」もできるといいですね。「時間は有限」ですから、付き合いたくない人との付き合いに時間を費やすのはやめて、嫌な人間関係は整理してしまいましょう。そして自分のため、家族のために使っていきましょう。そうしていけば、いい新しい出会いが増えていくことでしょう。

親の終活

30代の方の親御さんの多くは50代後半から60代が多いのではないでしょうか?親御さん達は終活をされていますか? きっと殆どの親御さん達は、気になりながらも始められていないかと思います。そしてあなたは親御さんに終活を始めて欲しいな、と思われてますか?でも「終活=死んだ時の事」って連想する人が多いですから、なかなか話を切り出しずらいものかと思います。

そんな時には、自分が先に終活を始めてみることです。自分でエンディングノートを書いてみると「ああ、こういうことは今のうちに聞いておかないと後で困るな」という風に分かることが多いです。そして親御さんにも「自分のエンデイングノートを書いてみたらね、、、」とか話を切り出しやすくなると思います。

かと言っても、それぞれの今までの親子関係や、それぞれの方の性格によっては、終活の話をすることによって、関係が悪くなってしまうこともあるかと思いますので、慎重に進めていくようにしましょう。

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この記事を書いた人

30歳で日本を離れアジア数か国で仕事をした後にシドニーへ。オーストラリア人の夫と二人の娘+ワンコ1匹と暮らしています。以前は汚部屋に住んでいましたが数年前に片付けに目覚め、整理収納、写真整理、お掃除、終活関連の資格を取得。55歳のときに資格を取り今は訪問介護の仕事もしております。

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