思い出の品を片付けていきましょう
思い出の品を手放すことはこれまたとても大変で、難しいと思う人が多いのではないでしょうか?思い出の品から片付けを始めると、まず進まないです。なので思い出の品`の片付けは最後に回しましょう。他のモノの片付けが終わってきていれば、その頃には仕分けすることも楽にできるようになっているはずだからです。
思い出の品として取ってあるモノにはどんなモノがあるでしょうか?昔の恋人からのラブレターや、通信簿、卒業アルバム、旅先でのお土産、家族からの手紙、子供の頃に好きだったおもちゃ、子供達が作った作品、試合などでもらったトロフィーやメダルとかでしょうか?
でもそれらは今どこにありますか?毎日使うものではないので、今すぐ身の回りにはないはずです。仕分けして「思い出箱」に入っているのならまだいいですが、ただ単にどこかの段ボール箱に入っているとか、何年も何十年もただ本棚やどこかで埃をかぶっているだけとか、物置の隅とかだったりしませんか?
人それぞれ取っておきたい理由がありますよね。たまに眺めて思い出にひたりたい、とか。子供が独立するときに持たせたい、とか。いつか時間ができたらゆっくり見たい、とか。でも全部を取っておくことはできない、のはお分かりかと思います。なのでここでも少しずつ量を減らして、本当に取っておきたい思い出の品だけを、見たいと思ったときに手に取れる場所に置く、を目指してやりましょう。
私が減らすことが一番難しいのは、子供のものです。小さかった頃に好きで着ていた服、よく遊んでいたおもちゃ、学校で作った工作品や提出物、などです。長女は15歳の頃にこんまりさんの「人生を変える片付けの魔法」の本を英語で1日半かけて読み、その日の午後と翌日とで、部屋にある8割のモノを一気に捨てました。小学校時代のファイルその他、わーっと全部ごみ箱行き。彼女がまとめたごみ袋の中をみて「え?これ捨てちゃうの?取っておけば?」と、減らすことを推奨している私がいくつもゴミの袋から取り出してしまいました(笑)。でも「いらない」と一言。そう、その部屋は長女の部屋で私の部屋ではありません。長女が快適に毎日を過ごすための部屋です。なので部屋の中に何を置くかは長女が決めるべき。「私が取っておきたい」長女の思い出の品なら私が厳選して他の場所にあるべきです。あれから数年経った今でも長女の部屋はホテルの部屋のように無駄なものがなくいつも片付いています。
先日は次女の部屋を一緒に片付けました。小中学生時代に何度か一緒に小さな片付けをしましたが、今回のはかなり大がかりにやりました。高校生になっているのでかなりの量が減りました。次女は自分が取っておきたい小学校時代の作品や写真を少しだけ分けて、それ以外は「いらない」と。なので私はその大量の「いらない」のモノの中から、取っておきたいかなと思うものをまずは1つの箱に入れていき、数日経ってからその箱の中をみて、また減らす、を繰り返しました。
数日、数か月経つと捨てられるようになるものはかなりあります。無理に捨てて、そのことで後から心が痛むのなら、無理に捨てなくてもいいです。ただこれには前提条件があります。モノを捨てなくても、モノを減らさなくても、家の中で毎日安全に過ごせて、モノが多いことで毎日何も支障がないのなら!です。家の中のどの場所で倒れたとしても救急隊員の方が担架を持って玄関から問題なくそこまで行けるなら。どこに何があるかが全部分かっていて、使いたいものをサッと取り出せて、探し物に大事な時間を使わないで済むのなら、です。
残されている時間は1日ずつ、1時間ずつ、1分ずつ、1秒ずつ、減っていっています。カチ、カチ、カチとこれを読んでいる間にも減っていっています。残された時間をそれこそ1分でも多く、自分が好きなことをするために使いたいですよね?探しものに時間を取られたくないですよね?だったら、まずはできるところから片付けを始めてみましょう。
まずはやってみる!です。