万が一のときにLINEの契約はどうなるのか?デジタル遺産
総務省の資料によると2020年度の調査で、スマホは8割以上の世帯で保有されています。そしてLINEの国内利用者数は9000万人以上となっており、SNSの中でも高齢者で利用している人が多いのも特徴です。「LINEを使わない日は無い」という人はかなり多いのではないでしょうか?
今の時代はスマホを筆頭に「デジタル遺産の終活」は必須。ここでは万が一、誰かが亡くなったときにLINEがどうなるか?そしてこれから出来る対処方法をお伝えします。
LINEアカウントは相続できない
LINEの利用規約には「本サービスのアカウントは、お客様に一身専属的に帰属します。お客様の本サービスにおけるすべての利用権は、第三者に譲渡、貸与その他の処分または相続させることはできません」と書かれています。
「一身専属」とは「ある人だけに専属して、他人が取得または行使することができない」ということです。そのため、遺族などが個人のアカウントを相続したりして、利用することはできません。
アカウントの閉鎖方法
LINEのセーフティセンターのページに「LINEアカウントは、そのアカウントを作成されたご本人に限りご利用いただけるものです。そのため、ご遺族であっても故人のアカウントを引き継ぐことはできません。亡くなったご家族のアカウントの削除をご希望される場合は、お問合せフォームよりお問合せください。利用者が亡くなった場合の手続きは必須ではありません。特に何も手続きしない場合は、そのままアカウントが残る場合もあります。」と書かれています。
お問い合わせフォームからご遺族の方が申請をしましょう。https://linecorp.com/ja/safety/account
アカウントが削除されるケース
LINEのアカウントは、上記のような手続きをしなければ、そのまま残ります。ただ、故人の携帯電話の契約を解約した後に、誰か次の人がその電話番号でLINEの契約をすると、前の人のアカウントが削除されるケースがあります。
そうなると、トークの履歴などが消えて読めなくなってしまいます。ではどうするか?
トークの保存の仕方
大切の方とのトークを保存しておきたいときは、スクリーンショットを撮っておくか、KEEPへ保存したり、写真や動画はダウンロードして保存しておきましょう。
「後で、、、」となるとやらないものですよね。大切な人からの大事なトークや写真などは受け取ったときにその都度保存する習慣をつけたいですね。私はすぐ忘れてしまうので、只今これの練習中です(笑)
それと!見られたら困る!読まれたくないトーク!などはマメに削除することも忘れずに!!!
エンディングノートに記入しておく
私は機種変更をしたときにやり方を間違えて、LINEの住所録から全部が消えてしまったことが1度あります。そのときはかなりショックでしたが、見方を変えれば「人間関係の整理」が出来たので、その意味では良かったです。
自分のためにも、遺された方のためにも、エンディングノートにこのLINEの「登録電話番号、ID、登録メールアドレス、パスワード」を記入しておきましょう。
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